Kris Angler

To Dare Is To Do.

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DESTROYER EVOLUSION F6.1/2-72Ti MEPHISTO

DESTROYER EVOLUSION F6.1/2-72Ti MEPHISTO

バス釣りを殆どやらない人間による高級バスロッドのインプレです。

1419654124616.jpg


このロッドは秋~冬の鉄板バイブを沈める釣りの為に購入しました。ボートシーバス用です。
それだけじゃ稼働率が悪いので、今年はバス釣りもやるかもしれません。

秋~冬、東京湾のシーバスでかなり使用頻度の高いルアーが、メタルバイブ(鉄板系)とビッグベイトです。
具体的には、
①28g程度の鉄板(ビッグバッカー107)
②35g程度の鉄板(ビグバッカーHW)
③2oz程度のビッグベイト(I-slide178SW)

を中心に、④それより大きなビッグベイトや最近流行りのマグナムスプーンをちょこっと使う感じです。コレらの釣り(特に鉄板系)は、ベイトでやった方がフォール中のリーダー絡み等のトラブルが減少し手返しがよくなります。

で、これらを使うために導入した訳ですが、使用頻度の高い①~③を全部一本でやるには丁度良い一振りでした。

1419654057018.jpg


この用途のベイトロッドには、
A.それなりの飛距離
B.100cmのシーバスが取れるパワー
C.潮流の変化や魚の追尾を感じ取れる感度
D.バイトのノリの良さ
E.ルアーの操作性

が求められ、追加で、
F.耐久性
G.携帯性
H.コストパフォーマンス
I.デザイン
J.ユーザーインターフェース

がすぐれていればより良いロッドとなるわけですが、
F6.1/2-72TiはA~Dをかなり高次元で満たしています。
相対的な意味での比較対象は、穴撃ちで使用しているオリジナルロッドRGC-64MHFと、以前繋ぎで買ったエクスプライドの171H・同じエヴォルジオンのF7-76Tiになりますが、①~③の釣りをすべて1本でこなすなら最良の選択となります。

28g-35g鉄板系の飛距離に関しては全く問題無し、オーバーでもアンダーでも気持ち良く振りきれます。ほぼ同じ長さのエクスプライドと比較しても、ブランクスにトルクが感じられキャストフィールがよいです。
一方で2ozビッグベイトもそれなりに振り切れ、ツボを押さえれば回転させることなくストレスの無いキャストが可能です。

パワーも充分、私がシーバスに関して重要であると感じている、「ロッドのパワーを殆ど使わない状態でのファイト」でランカーシーバスに対応可能です。不満な点もありますが、それは後述。

感度も申し分ありません。エクスプライドと比較しても高感度です。
オリジナルロッドと比較してもガイド径が小さい為、同等かそれ以上の感度。
潮流の変化をかなり敏感に感じ取れます。
何もないオープンエリアや、NKなどのバースエリアで一日の釣りを組立ていく上で、この「潮流の変化」を感じ取れる能力は極めて重要です。潮流を意識してルアーを引くことで釣果向上に繋がると感じています。

エクスプライドで一番苦労した、ファストリトリーブ中バイトをはじくという点に関しても、かなりの向上があります。セイゴクラスのバイトをきちんとからめとれます。
チタンがいいのかカーボンがいいのかはよく解りませんが。

ルアーの操作性に関しても、鉄板系であれば申し分なくハンドリングできます。
私はあまり多用しないですがリフト&フォールや、
リトリーブ中にティップを入れるアクション(意味不明)もストレス無く行えます。

耐久性に関してはまだ解りませんが、あんまり「抜け」ない事を期待しています。
高弾性・低レジンブランクだそうで、あまり期待できないかもしれませんが。
チタンは経年変化少ないでしょうね。
塗装はメタリックグレーのマットコートで、傷などには結構強いです。ラインも張り付きません。
この手の竿になるとガイド軽量化の恩恵は体感レベルで殆ど無いと思いますが、トルザイト採用によりガイドの内径が上がったことはPEユーザーにとって恩恵があります。ノット保護の観点から。

携帯性は、7ft2inのブラクスルー(恐らく)なので、悪いです。
個人的にはグリップ脱着がよかった。このクラスのパワーロッドになると、
グリップ前にジョイントがあり、バットの根元が硬いロッドの方が好みです。

コストパフォーマンスは、事実上メガバス最高峰ロッドであることを考えると。。。
良くも悪くもないでしょうか?価格相応の性能と言えるでしょう。

デザインは、個人的には懲りすぎだと感じます。セパレート部とティップ部で異なるブランクカラー、日が当たると完全にクリスマスなガイドスレッド、派手なエヴォルジオン・C40ブランクロゴ等、“何のタクティカルアドバンテージも無い”デザインが満載で、華美に映ります。

デザインによって、ユーザーインタフェース性が低下している点もあるように見受けられます。フロントグリップに格子状のメタルパーツがついていますが、指切りグローブの使用・ラインに付着した水分に触れる必要がありただでさえ手が冷たいベイトタックル、厳寒期に使用すると、このメタルパーツが指にあたり、人差し指がもげそうになります。

メーカーのHPを見る限り、この、格子状のメタルパーツをデザインと割り切ることは出来ないのかもしれませんが(フロントグリップ回りの剛性向上が見込めるとしている)、
指が冷たいのは確かです。

メガバスは、初代デス以来グリップ回りの剛性にはかなり拘っているメーカーである事は確かで、私もこのあたりはかなり評価していますが、フロントグリップの剛性向上を目指すには、オロチX4等で採用している、ブランク側・グリップ側双方を、リールシートまでアルミパイプで囲い、グリップ素材(EVA・コルク)を薄く抑える方が効果が高い様に感じます。今回のエヴォルジオンの方式ですと、所謂フリーフローティングバレルに近い状態でブランクが保持されるので、剛性面の向上はあまり見込めないのでは?という気がします。

いずれにせよ、「曲がる」べきものであるブランクに対し、グリップ回りの剛性をガチガチに固めることは賛否両論あると思いますが、少なくとも私は、ヘビーなバスロッドなど、あまりバット部の曲がりが無いロッドに関しては、グリップ回りの剛性は高い方が好みです。一方、バットまで大きく曲げこむジギングロッドやトラウトロッド等に関しては、別の考え方が有効と考えます。

また、上記した格子状のメタルパーツや、リアグリップのセパレート部にあるワインディングチェック(穴があいている)に海水が溜まり結晶化するのも、保全管理上あまり宜しくありません。もう一点、リールシートに艶有塗装が施されている(塩が結晶化するとすべる)ことと併せ、あまり、海で使うユーザーにコンシャスじゃないと感じてしまいます。開発者に言ったら、海で使うなよwと一掃されそうですが。

好みの問題を除けば、かなりいいロッドだと思います。
シーバス用のロッドは「トルクフルに曲がる高弾性ロッド」がベストだと考えていますが、エヴォルジオンシリーズは高弾性フィーリングのなかに、どこかモチっとした必要に応じスムーズに曲がっていく特性が感じられます。この2つの要素がいい塩梅で高次元に融合しているロッドは殆どありません。これは、通常高弾性カーボンを使用すると、ロッドが曲がらなくなるのは当然で、「デザイン」でなはく「素材」の面でこの相反する「高弾性だけど曲がる」という難題をクリアーする必要がある為だと感じます。もっというと、通常高弾性カーボン(30t後半~)で曲がる竿を作ると、素材の絶対量が少なく、復元力の無いロッドになりますが、トルク(復元力)を充分に確保した上で高弾性で且つ曲がるロッドを作るには、カーボンの構成だけでは限界があるように感じます。選択肢として、曲がる特性のある高弾性カーボンを使用する(マグナムクラフトのブランクスがこれにあたる)か、混ぜ物を入れて曲がるようにするかの2択だと考えます。エヴォルジオンは後者の選択で、高弾性フィーリングの中にしなやかさを持たせることに高いレベルで成功しています。

一点、ファイト時にもう少し早い段階で、スムーズに手元に支点が移る様な設計にしてあれば尚良しであったと感じます。ワンランク細いマンドレルで巻いたら良かったのかな?ファイト時の支点が遠く、あまりベリーが魚の動きに追従するような感覚が無いので、ちょっとファイトの最終局面、船べりでの攻防に気を使います。こういった局面では、ある程度根元から曲がるロッドの方が魚をコントロールしやすく感じます。ベイトタックルって、スピニングと比較して手首の可動域が狭いので、長いロッドでファイトするの難しいですよね。

総じて、最も使用頻度の高い、28g程度の鉄板系バイブレーションに特化するなら、一つ下の番手であるF5.1/2-70tiでもいいかもしれませんが、それよか重いルアー、特にビッグベイトまで1本で使うとなると、メフィストは最良の選択であると言えます。

リールはエクスセンスDCに、PE1.5号+30lbsリーダーで使用しています。
メタニウムMGDC(08)にも相性よしです
今年はフロッグに使ってみたいですね。

以上、昨年末から結構使いこんだ、エヴォルジオンのインプレでした。
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| Megabass | 20:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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