
13ステラSWは現在8000HGと18000HGを運用しています。
どちらも2013年に購入し、2シーズン使用しましたが、08で多発した、異音や巻心地の大幅な悪化は今のところ発生していません。防水が施されている部位の耐久性は、前作より大幅に向上していると言えます。
13導入の一番の目的は、メンテナンスコストの低減でしたから、この点はかなり高いレベルで達成されています。
一方、ギアボックス回りの防水がよいからこそ目立つのが、ラインローラーへの海水混入による回転の悪化・異音の発生です。
この部分に関しては、前作から何の向上もないので、すぐにゴリゴリキーキー言い出します。
もうひとつ、08->13の大きなアップデートとして、ハンドル回りの剛性の向上が挙げられます。これは08と比較すると雲泥の差で、一度13でファイトすると08は巻き上げ力が弱く感じます。ハンドルがたわみ、力が逃げている様に感じるからです。ジグロッドで竿を立てないリール主体のファイトをした際、これは顕著に解ります。
ドラグ性能に関しては申し分ナシです。低負荷域から高負荷域まで(3kg-20kg)かなり安定しています。08で発生した、高負荷域での連続使用によるドラグワッシャーの摩耗による最大ドラグ値の減少も、ワッシャーの新設計によりかなり抑えられていると感じます。
一時期、最大ドラグ値がカタログスペックに満たない製品がかなり流通していたようですが、私のものは問題なく20kgを超えます。(現在はドラグノブの交換により収束)
比較の意味も込めて保有しているキャタリナと比較しても、全域におけるドラグのスムーズさは特筆すべきです。ダイワは15ソルティガで新たなドラグ機構であるATDを導入しましたが、これによりシマノとのドラグの決定的な差は縮まるのでしょうか?
もう一点、キャタリナと比較し決定的に優れているのは、高負荷時の巻き上げの軽さです。
私は多くのジギングアングラーと異なり、ロッドではなくリール主体でジグをしゃくりますが、リーリング主体のシャクリは通常のシャクリと比較し、リールの巻き上げ力がもろにシャクリに影響します。リールを巻き上げる反動でジグを飛ばすので、巻き上げが軽くないと疲れますし、思い通りのアクションをつけることが出来なくなります。08、13共に、ステラはこの点において、私のジギングになくてはならないものとなっています。